スタッフの熱量を高めてリファラル採用を促進!明光義塾のトップフランチャイジー、MAXISエデュケーションのビジョン浸透と採用【代表インタビュー】

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株式会社MAXISエデュケーション

株式会社MAXISエデュケーション様は個別指導の明光義塾のトップフランチャイジーとして約100教室(校舎)を展開しています。「MAXISの教育で世界を熱くする」をビジョンに掲げ、日々子どもたちと真摯に向き合いながら、最良の教育の提供に努めています。目指しているのは、日本の教育業界の閉塞感、停滞感を打破し、教育を変え未来を変え、教育を通じて世界に貢献することです。
教育で未来を切り開く同社の「最前線」に立つのが、1600名を超えるアルバイト講師たちです。同社では教育への思いを共有できることを基本に採用を進めていましたが、会社が拡大することで、熱量に差が生まれ、さらにコロナ禍においてミスマッチも生じやすい状況になっていました。同社はファンベースなリファラル採用を実現するMyReferを導入し、リファラル採用の浸透を図っています。今回、代表取締役社長の山中様と人事部課長の本間様に、採用にかける想いをはじめ、MyReferの活用方法や今後の展開などについて伺いました。

株式会社MAXISエデュケーションロゴ
株式会社MAXISエデュケーション
従業員数: 1,756名(パートアルバイト1,596名を含む)※2020年6月15日時点
事業概要:

「個別指導の明光義塾」の運営(94教室)、「早稲田アカデミー個別進学館」の運営(5校舎)

代表取締役社長 山中 雅貴氏
人事部課長 本間 昂大氏

その他企業様の導入事例をまとめています!
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リファラル採用導入・運用事例『教育・保育業界編』

人物像の見極めに困難を感じていたところ、コロナ禍で熱意も伝わらなくなった

代表取締役社長 山中 雅貴氏
代表取締役社長 山中 雅貴氏

まずは貴社の採用の方針を教えてください。

山中氏:
当社の掲げる「MAXISの教育で世界を熱くする」というビジョンに共感していただくことを大前提として、その上で教育と真摯に向き合い、自ら行動を起こせる方を採用する方針です。採用人数に細かな縛りはありません。良い人がいれば積極的に採用し、当社の求める人物像と合致しなければ採用を見送ります。

例えば、宿題をやってこない子どもがいたとします。「あの子は宿題をやらないから成績が上がらない」と、評論家になって批評だけをする方は、当社にはあまり向きません。一方、宿題をやってもらうにはどうすればよいかを自ら考えて行動できる方が当社の理想とする方であり、ぜひご入社いただきたいと思います。

そうした方を採用するに当たり、現在課題に感じていることを教えてください。

山中氏:
応募者の人物像がなかなか捉えきれないということがありました。履歴書をいただいたり、テストを受けてもらったりはしていたのですが、最終的には現場に入らないことには本当のところは見えてこないですよね。当社とのマッチングに課題を感じていました。

さらに2020年はコロナ禍となり、社員採用面接のオンライン化だけでなく、アルバイト講師の入社時研修もオンラインに切り替えたとお伺いしました。採用活動に何か影響はあったのでしょうか。

山中氏:
(社員採用の)最終面接だけは対面で会うようにしていたのですが、当社の熱意が伝わっていないと感じることは度々ありました。例年ですと、採用担当者たちが教育にかける思いを熱心に語り、その思いに共感する方に最終面接にお越しいただいていました。しかし、今年はどうしても熱意が伝わりづらく、ミスマッチの発生も起こっていました。教室での実際の授業も見てもらいにくい状況にあり、当社のことが伝えきれない。コロナ禍で採用がますます難しくなっていたのは事実です。

社員の帰属意識を高めながら、信頼できる人物の採用につなげる

講師の方々の働く様子
講師の方々の働く様子

次に、リファラル採用を導入した背景を教えてください。

山中氏:
スタッフから熱意を伝えてミスマッチをなくしながら、信頼できる方を採用したいという想いがありました。教育は直に子どもたちと接する仕事です。ほんの些細な言動が大きな影響を与えることは少なくありません。万が一、トップフランチャイジーである当社が信頼を失うようなことすれば、他のFCや本部にも多大な迷惑をかけてしまいます。そうした事態は避けなければなりません。信頼できるスタッフから信頼できる方を紹介してもらう流れを作ることができたらと考えました。

他に、リファラル採用に期待することはありましたか?

山中氏:
リファラル採用は現場のスタッフを巻き込んで行うので、帰属意識が高まるのではないかと考えました。当社では教室長が自分の教室の講師を採用しています。基本的には、各教室に教室長は一人で、どうしても孤立しがちで孤独感を覚えやすい。しかし、リファラル採用を取り入れることで、講師との連帯を強めることができます。さらに、採用が全社的なプロジェクトとなり、教室の枠を超えて協同意識や一体感が生まれると期待したのです。

実際、MAXISには仲間がいる、自分はMAXISの一員なのだ、ということの再確認にもなったのではないでしょうか。また、リファラル採用は帰属意識のバロメーターになります。自社を働く場所として友人・知人に紹介するので、自社に誇りや好感を持っていないと出来ることではありません。

人事部課長 本間 昂大氏
人事部課長 本間 昂大氏

リファラル採用を導入するにあたり、MyReferを選んだ理由をお聞かせください。

本間氏:
社内外にファンを作る「ファンベース採用」の世界観に共感したからです。実はこれまでもリファラル採用は行っていましたが、インセンティブを目当てに紹介が行われることが続いていました。それでは本当に求める人材の採用に至らないと感じていたところ、理念を浸透させ社員をファン化させるMyReferの採用手法の提案を受け、まさに当社の求めていることだと感じたのです。

アプリを気楽に使ってもらいながら社内ニュースを配信することで、当社が今何を考えどこに向かっているかを言葉で伝えられる。ビジョンの浸透の観点からは非常に有効です。

MyReferを使って、活躍する講師の「熱量」を伝播する

どのように現場にリファラル採用を展開していきましたか?

本間氏:
当社が運営する「明光義塾」は4つの事業部に分かれ、94教室を運営しています。そこで事業部ごとに担当者を一人ずつ決定し、担当者から現場に広めました。本部の取り組みというよりは、あくまで現場主体にして裁量も大きく委譲しました。担当者が自ら現場へ落とし込んだり、さらに現場の責任者を通じて伝えたりとそれぞれ工夫しています。

現在、現場の反応はいかがでしたでしょうか。

本間氏:
MyReferのアプリ利用が多くスタッフが当事者意識を持って主体的に動いているところもあれば、まだあまり進んでいないところもあります。当然、積極的なところは採用もうまくいっています。うまくいっているところは理念や各教室のビジョンをベースにリファラル採用を広めようとしているので、理念・ビジョンに共感してもらうか、制度だけの運用かの違いではないかと思います。
MyReferで事業部や教室ごとの数値が可視化されているので、これから分析しながらリファラル採用の浸透を進めていきます。ファンベースに語れる仕組みが入ったことで、昨年より応募数はいいペースで推移しています。

MAXISエデュケーションのリファラル採用コンセプト
MAXISエデュケーションのリファラル採用コンセプト

リファラル採用の浸透のため、これからどのようなことに取り組みますか?

本間氏:
大きく2つあります。一つは熱量の高いスタッフの想いや取り組みを伝播していくことです。MyReferを使えば、熱量の高いスタッフを探し出して表舞台に立ってもらうことができるので、社内ニュース機能でインタビューを流してどんどん伝えていきたいと考えています。教室によって熱量の差は出てくるので、ファンの声を広げて全体の熱量を高めていきます。もう一つは、約100教室(校舎)の求人で100個それぞれオリジナルの求人を載せることも進めていきます。

そして、当社のアルバイトで成長したと語れる人材を輩出していきたいです。社会に出た時に、当社のアルバイトを通じ成長したと胸を張って言ってほしいですね。講師のアルバイトは端的に言えば、お金をもらって子どもたちに勉強を教える仕事です。それはその通りなのですが、これからの社会を創る子どもたちの成長の一過程に携わっているわけです。自分は子どもの未来、社会の未来に大きな貢献を果たしたんだ、という感覚を持ってアルバイトをやり遂げてほしい。そうすることで、後輩にも成長できる職場としておすすめしてもらえると思います。

山中氏:
今後は、明光義塾以外のブランドも含め、約100教室(校舎)すべてでリファラル採用を当たり前のように行っている状態にしたいと考えています。MyReferを通じてのリファラル採用は、講師の方たちにとっても大きなプラスになるからです。自分の仕事に誇りが持てるようになりますし、成功事例を共有することは一人ひとりのスキルアップにもつながるでしょう。MAXISの力は、一人ひとりの力の集合です。これからは生徒向けのイベントも積極的に行える体制を築き、うまくいった例はその都度共有していきます。

講師の仕事を楽しみ、自信をつけて社会に羽ばたいてほしい

山中 雅貴氏インタビューの様子2

最後に、今後の展望についてもお聞かせください。

山中氏:
「MAXISの教育で世界を熱くする」というビジョンをより多くの方と共有する方向性に変わりはありません。この言葉の意味は、単に当社の教育を広めることではありません。子どもたちに自己肯定感を持ってもらい、未来への希望を持ちながら、世界へ羽ばたいてほしいとの思いを込めています。

そのためには、良い教育の現場を作ることが欠かせません。子どもたちは、指導者である講師の姿を見ています。仕事で困難に直面した時も、必死に考え行動を起こすことで、状況を変えることができる。その結果、壁を乗り越えた時は何物にも代えがたい喜びを得られるはずです。その喜んでいる姿を子どもたちが見れば、将来の仕事に対する期待感を持てるのではないでしょうか。仕事を楽しみ、楽しんで仕事をしている姿を子どもたちに見せることは、教育に携わるすべての者の責務だと思います。子どもたちも成長し将来への希望を持てるようになる。これが、より良い日本を作る大きな糧になるはずです。

同時に、生徒や講師として当社に関わったうちの何人かが、教育の面白さを実感して教育業界に入ってくるようになれば、業界への貢献も果たせるでしょう。当社としては仕事の面白さを広めるために、講師自らが情報を発信できるMyReferに大きな期待を抱いています。自社のファンと仲間を増やし、当社のビジョンを世の中にもっと広めることができれば、これに勝る喜びはありません。

編集後記

ファンベース採用の概念に共感して、MyReferを導入したMAXISエデュケーション様の事例をお届けしました。MyReferを単なる採用のツールとしてとどめることなく、ビジョンの浸透、帰属意識の向上、活躍する講師の熱量の伝播など、多彩な活用方法が印象に残ります。

MyReferであれば、いずれも実現可能です。詳細をご希望の方は、お気軽にお問い合せください。

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