半年間でリファラル採用応募数150名!SNSを活用し社員一丸となって進めるWizのリファラル採用とは

更新
半年間でリファラル採用応募数150名!SNSを活用し社員一丸となって進めるWizのリファラル採用とは

2012年に社員12名からスタートし、「ITの総合商社」として躍進を続けている株式会社Wiz様。「何をやるかよりも、誰とやるか」をポリシーに採用活動を続け、創業から約8年で1300名を超える企業へと成長を遂げました。

その根底にあるのは、「人と企業の課題を解決する」という考え。だからこそ変化を恐れず、その時々で適したソリューションを提供することで事業を拡大してきました。さらに、SNSを軸に会社はもちろん社員も積極的に情報を発信し、就活生や求職者に刺さるコンテンツを配信。Wizのファンを増やしながら、リファラル採用を駆使して、マッチング精度を高めています。

今回は、同社人事部の中心メンバーである山内様に、創業当時から続くリファラル採用の歴史から、MyReferを導入することで、どんな変化が起こったのかをお伺いしました。

株式会社Wizロゴ
株式会社Wiz
従業員数: 1,314人(社員1,134人・アルバイト180人)※2020年4月現在
事業概要:

Wiz cloud事業、ITプロダクト事業、新生活サポート事業、メディア運営事業、開店オンライン事業など

人事採用部 副部長 山内友樹 氏

その他企業様の導入事例をまとめています!
下記からダウンロードください。

リファラル採用導入・運用事例
『Net・広告編』

「何をやるかよりも、誰とやるか」を軸にした採用活動

「何をやるかよりも、誰とやるか」を軸にした採用活動

御社では、「何をやるかよりも、誰とやるか」という採用ポリシーを掲げています。まずは、この採用ポリシーを打ち出すに至った背景についてお聞かせください。

山内氏:
2012年にWizを立ち上げましたが、そのきっかけは前年にあった東日本大震災です。震災の時に、今のコロナ禍での雇い止めのように「働けない」ということを経験して、部下の雇用も守り切ることができなかったんです。

そうしたことから、「長い人生の中で、一緒に仕事したいと思える人を雇用し、目標達成を目指していけるような会社を作ろう」と代表の山崎が考え、前職で出会った仲間12名でスタートしました。だからこそ、創業の頃から変わらず「何をやるかよりも、誰とやるか」を重視しています。

創業時の想いが根底にあるのですね。今年度はどのような採用目標を掲げていますか?

山内氏:
主に新卒採用に注力しており、290名の採用を目標に据えています。中途採用は優秀で一緒に働きたいと思う方がいたら採用する形です。

新卒採用に注力しているのもWizならではかと思いますが、どのような人を採用しているのですか?

山内氏:
Wizのカラーである「フレキシブルで向上心のある人」です。
当社は立ち上げから「IT」にこだわりがあるわけでなく、「人と企業の課題を解決すること」が重要だと考えています。特に、直近の社会課題は「デジタルシフトの遅れ」です。だから今は、その課題を解決するために「ITの総合商社」をやっているだけで、事業のこだわりはありません。
世の中の変化に合わせて、課題を解決する。そうしたことを実現できる「変化を楽しめるような人」を採用したいと考えています。

社員の8割がリファラル採用に参加。「自分よりも優秀な人をとる」ためにインセンティブを年俸の5%に

リファラル採用を強化することになった背景についてお聞かせください。

山内氏:
創業当時からリファラル採用は意識していて、創業メンバー自体も代表が声をかけた人が中心でした。会社を大きくするために採用するのではなく、一緒に働きたいと思う人を採用して社員のステージにあわせて会社を大きくするという想いが根底にあります。

そのような採用のこだわりのもと、より自社にマッチした一緒に働きたい人と出会うためにリファラル採用を強化することになりました。以前から会社説明会や転職エージェントも活用していますが、応募からの内定や、内定からの承諾などのマッチング率が課題としてありました。

実際に、Wizという会社を知っている社員自身が魅力を語り、発信していくことでマッチングの強化につながると考えています。一人ひとりが発信源となることをポリシーに掲げる当社だからこそ、強みを生かして自社採用力を高めていけたらと思ったんです。

リファラル採用を全社に浸透させるにあたって、MyReferを選んで導入した理由は何でしょうか?

山内氏:
最大の理由は、リファラル採用の進捗状況や数値などを事業部別や社員ごとに細かく「可視化」できるところですね。というのも、創業以来リファラル採用にずっと取り組んでいましたが、「なんとなくやっていた」という状態だったんです。MyReferを導入して数値を可視化することで、各事業部も社員一人ひとりもリファラル採用に対するモチベーションが高まることを期待しました。

また、MyReferの社内ニュースを活用した情報発信によって、社員のリファラル採用に対する意識や会社への愛着が高まることも、選んだ決め手の一つです。


※実際に同社の「MyRefer」で配信されている社内ニュース4つ紹介

社員の方々にMyReferを使ってもらうために、どのような取り組みをしましたか?

山内氏:
初めに導入研修会を実施しました。みんな積極的に参加してくれて、結果的におよそ80%の社員がMyReferを活用しています。ここまで能動的なのは、社員のエンゲージメントが高く、愛社精神がある当社だからこそだと思っています。会社が求める方向にベクトルを合わせ、策を打った時にしっかりと情報を受け取ってくれる社員が多いんです。

制度については何か工夫をされていますか?

山内氏:
そうですね。当社では、クルー(アルバイト・パート)採用と中途正社員採用の2つを用意しており、それぞれ紹介してくれた従業員にインセンティブをお支払いしています。

クルー採用については、インセンティブ額が一律で決まっていますが、中途採用は入社した人の年俸の5%をインセンティブとして紹介者に支給しています。リファラル採用は「自分よりも優秀な人材を採ること」が重要だと思っているので、インセンティブをパーセンテージに設定した方が「優秀な人を紹介しよう」というモチベーションにつながるのではないかと思ったからです。人材紹介にフィーを払うよりも、社員に還元したいという考えが背景にあります。

MyRefer導入後、応募が3倍に!リファラル文化が浸透しはじめる

MyRefer導入後、応募が3倍に!リファラル文化が浸透しはじめる

リファラル採用の活動で印象的なエピソードはありますか?

山内氏:
2020年春に新卒入社した、ある社員のエピソードがあります。当社の新入社員はまず営業職に就くのですが、その社員が熱心に営業活動をしていたんです。すると、営業先に勤務していたアルバイトの子が、当社社員の頑張りに感化されて、その社員のファンになってくれたんですね。そして、社員の名刺から「Wiz」という社名を初めて知り、自ら当社のことをリサーチしてくれて「ぜひ働きたい」と応募してきてくれたことがあります。

営業先のアルバイトさんまでファンにして、採用につなげられたんですね。

山内氏:
そうですね。人を惹きつける「ファン力」は当社人事部においても大事にしています。

私自身も、全国各地の支社に足を運んだときに、実際にリファラル採用の仕方を伝えています。私の場合、「一緒に働いてみたい!」と思った人に遠慮せず声を掛けるんです。例えば、支社の社員と食事に行った際に、たまたま隣の席で仕事を熱く語っている魅力的な人がいたら、その方に声をかけて当社のことを紹介します(笑)。

そういった出会いがキッカケとなり、実際に何人もの方に入社いただいています。それを見たメンバーも、一緒に働きたいと思う人に声をかけて、どんどん紹介してくれるようになりましたね。

人事を筆頭に「ファン力」を大事にしているんですね。それでは次にリファラル採用数の成果についてお聞かせください。

山内氏:
2019年の11月に導入してから半年ほどで500人ほどの社員が紹介してくれて、150人以上の応募につながっています。おおよそ応募数は3倍に増えていますね。現在新卒の40%程度はリファラル採用経由になってきていて、これから中途採用にも積極的にリファラルを取り入れていく予定です。

一番役立っているのは、事業部ごとにリファラル採用の集計が取れる機能です。事業部単位でリファラル採用が具体的にどのような動きになっているかが可視化できるようになりました。MyRefer導入前まではその辺りの舵取りが難しかったのですが、数値が出たことで部長クラスが行動しやすくなり、17支社・各事業部のリファラル採用が活性化されました。

山内氏:
MyReferの利用率も80%を超えているので、リファラル採用についてMyReferで社内ニュースを発信することで視聴率が高まってきたと感じています。また紹介のランキング機能もあることで、数字にストイックな社員がやる気を出して、リファラル採用にも前のめりにコミットしてくれるようになりましたね。

2021年卒の内定者もMyReferを活用してくれているのですが、その中には人事部と連携して自分でイベントを企画してくれた人までいます。200名の紹介にコミットしていて、私自身も正直驚いています(笑)。その内定者も当社と人事のファンになって手を挙げてくれたんだと思います。

また、SNSで簡単にシェアができるので、FacebookやTwitterで求人やイベントをシェアしてくれていることが、たくさんの人にリーチにつながっています。

「SNSを名刺がわりに」ファンを増やしていく文化作り

「SNSを名刺がわりに」ファンを増やしていく文化作り

貴社では特にオウンドメディアやSNSの活用も盛んですよね。社内ニュースも愛着のわくものが多く、「会社を好きになってもらうためのコンテンツ」が多いと感じました。

山内氏:
そうですね。社内外にWizのファンを増やすためのコンテンツが充実していると思います。採用広報を担当している人事は10名いて、オウンドメディアの記事作成や運営はもちろん、インスタライブなどのイベントを企画しています。インスタライブでは就活生が求める情報を発信していて、面接で人事が見るポイントや企業選びのノウハウなどを紹介しています。こういったコンテンツは、学生の声を参考にして企画していますね。

また、YouTubeチャンネルで動画も配信して情報発信を行い、マッチング率をあげていこうと思っています。

素晴らしいですね。実際に貴社のリファラル採用では、SNSでのつながり経由の方が多くいらっしゃいますね。

~Wiz社員からのSNSを活用した紹介理由~
・Twitter(就活用アカウント)にて声をかけたところ、「1dayインターンシップ」に参加したいとの連絡をもらいました。
・札幌のInstagramからの応募です。
・インスタストーリーをみてリアクションをくれました。
・Twitterにて沖縄で人事職を探しているツイートがあったため、DMを送りました。

山内氏:
公式SNSチャンネルの発信はもちろん、人事や社員のSNSをきっかけに当社を知ってくれる人は多くいます。
実は当社はファン化を大事にしているので、その一つとして「SNSは名刺だ」という落とし込みをしているんです。ビジネスでも採用でも、例えばFacebookの投稿をみてファンになってもらえるくらいSNSを育てていこうと伝えています。

そういった背景から、MyReferの求人やイベントをSNSでシェアして、社員一人ひとりが積極的な情報発信をしています。社員の発信力を自社の強みとして、これからもさらにファンを増やしていきたいと思います。

編集後記

今回は、創業からリファラル採用に注力している中でMyReferを導入し、さらなる実績をあげている株式会社Wiz様の事例をご紹介しました。

会社や社員個人の発信力を軸に、周囲の人々を「Wizのファン」にすることでリファラル採用を推進。そして、MyReferによって各事業部の数字を見える化し、より積極的な動きを作り出すことに成功しています。

戦略的かつ効率的にリファラル採用を実施していきたいとお考えの企業様は、お気軽にMyReferへお声がけください。

Net・広告業界 事例ダウンロード