地域のつながり、すし職人の人脈を活かしてーー「や台ずし」など東海居酒屋No.1 ヨシックスのリファラル採用

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株式会社ヨシックス
今回は、寿司居酒屋「や台ずし」、全品280円居酒屋「ニパチ」「にぱち」、鉄板お好み焼き居酒屋「や台や」など関東以西に6業態 約340店舗を展開している、株式会社ヨシックス様の導入事例をご紹介します。

同社は世界的な経済誌「Forbes Asia」にて、日本の外食企業で唯一アジアの優良企業200社に選出されるほど急成長を続けています。アルバイト採用においてリファラル採用に注力する理由と展望について、伊達氏と山田氏にお話をお伺いしました。

株式会社ヨシックスロゴ
株式会社ヨシックス
従業員数: 4,032人(PA含む)(2020年3月末時)
事業概要:

「や台ずし」など居酒屋の店舗運営事業

所在地: 愛知県名古屋市東区徳川町502番
執行役員 伊達 富夫 氏(右)
管理本部 販促・情報システム課課長 情報システム管理責任者 山田 雅治 氏(左)

その他企業様の導入事例をまとめています!
下記からダウンロードください。

リファラル採用導入・運用事例『サービス産業編』

導入背景:地域や寿司職人のつながりを活かしたリファラル採用へ

採用の目標と方針を教えてください。

山田氏:
現在、飲食店を年間50店舗ほど増やしていく計画のため、年間200名の採用目標を掲げています。

当社の「田舎戦略」に基づいて、大都市圏の周辺エリアだけでなく、九州や山陽や四国などの地方都市およびその周辺エリアなどで、従業員の雇用が可能な地域へ新規出店を行っています。地域密着型で採用もおこないながら地域一番店となることを目指していて、街の活気作りや雇用の創出などにより地域の発展・再生にも貢献していけたらと考えております。

現在の採用課題、そしてリファラル採用に取り組む理由を教えてください。

山田氏:
毎年成長を続けているため、出店ペースに採用が追いついていない部分がありました。また、働き方改革に則り残業時間の削減を進めていて、その分一店舗あたりの人数を増やすために、より多くの採用が必要になっています。
しかし、広告媒体やエージェントだけではなかなか採用できない状態でした。最近は外国人採用にも力を入れて、台湾やベトナムなどに直接出向いて採用活動を行ったり、外国人専門エージェントを使ったりもしています。

それでも正社員・アルバイトともに人が足りていないので、より地域のつながりを活かした採用手法を模索していました。店舗の人のクチコミから採用ができれば、より店舗の雰囲気もよくなり“地域一番店”の形につながると考え、リファラル採用に取り組むことにしました。

伊達氏:
とくに寿司居酒屋「や台ずし」では寿司職人の方が必要です。寿司職人のような専門職の方々は横のつながりが多くあるため、人のつながりから声をかけるほうが採用につながりやすいのではと考えています。
また急成長のなかでも採用コストが負担になっているため、外部採用サービスでかさんでいた採用コストの削減も期待しました。

選定理由:「リファラル採用」と「社内広報」の2つを活用したい

や台やずし

導入前のリファラル採用活動には、どのような課題がありましたか?

山田氏:
もともと、各店舗に社員紹介用の紙をおいて、紹介に至ったらお祝い金を渡す制度はありました。
ただリファラル採用制度の認知を高めることや、結果以外のプロセスを本部で可視化することが難しく、年間数名ほどしか採用につながっていませんでした。

紹介を増やすために紹介料の金額を上げることにもトライしましたが、あまり成果につながりませんでした。紹介する/しない理由はお金だけではなく、いろいろな要因があるんだろうなと思っていて。制度を知っているのか、知らないのか。それとも面倒なのか。会社へのエンゲージメントが高いのか、低いのか。それを仮説検証しつつ、リファラル採用を通じて会社へのエンゲージメント向上へつなげなければと感じました。

MyReferを選定した理由を教えてください。

伊達氏:

リファラル採用を分析しながら、ワンクリックで簡単に

MyReferならアプリからワンクリックで友人に簡単に紹介できることがよいと思いました。紹介のフローが複雑だと、ファネルのように紹介までの間に落ちていってしまうので。リファラル採用に至るまでの閲覧数や紹介数など細かい行動データがとれるので、どこで紹介の壁があるのかを分析しながら促進していきたいです。

また今までは紹介するときに店長との調整も気にしていたと思いますが、応募があればそのまま本部の人事が巻き取ることができるので、紹介の心理的ハードルもかなり低くなるのではと思いました。

社内ニュースを通じて、アルバイトの方のエンゲージメント向上へ

MyReferのアプリは社内報のように会社のことをいつでも見られるので、店舗の方のエンゲージメントも高まるのではないかと考えました。現状どれくらいの人が興味をもっているかを可視化しつつ、社内ニュースを流して会社を知ってもらうきっかけを作っていくことで、会社を好きになっていただく方が少しずつでも増えていけば嬉しいなと思います。

実は、店舗の方に会社のことが伝わっていない課題感を持っていたんです。私たちは2016年に東証一部への上場を果たしました。その当日に株主の方が「おめでとう」と言ってくれたとき、店舗の方が「知らないです」という反応だったんです。せっかくみんなが頑張ってくれて上場を達成したのに、一番頑張ってくれている店舗の方に伝わっていないのは本当にもったいないと思っていました。

今後の展望:「自立自走」の地域店舗運営から、日本一の居酒屋チェーンへ

株式会社ヨシックスが経済誌「Forbes Asis」からアジアの優良企業200社に選出

今後の展望を教えてください。

伊達氏:
MyReferを通じて「リファラル採用」と「社内広報」の二軸を強化していきたいです。まずは会社のニュースを従業員に見てもらうことを目的に展開していきながら、会社を好きになってもらえたらと思います。

本部から直接配信をして、興味がある人にそれを読んでもらって「ヨシックスいいな」と思ってもらえたら、リファラル採用も広まっていくのではないかと。例えば、店舗の方には毎日日誌を書いてもらっているので、「営業中に感じた嬉しかったこと」を共有してみようかと考えています。いいネタはたくさんあるので、みんなに届けていきたいです。

中長期的には「自立自走」の店舗運営を目指しています。外部の採用サービスだけに依存せず、リファラル採用という自分たちの力で採用をしていきたいです。また採用だけでなく、販売促進も顧客と直接の“つながり”を大事にしていきたいと思っています。地域とのつながりを強化しながら効率化も実現し、日本一の居酒屋チェーンを目指して成長を続けていきます。

編集後記

今回は、寿司居酒屋「や台ずし」、全品280円居酒屋「ニパチ」「にぱち」、鉄板お好み焼き居酒屋「や台や」などを運営する株式会社ヨシックス様の事例をご紹介しました。

急成長を続けて地方の活性化を続けるヨシックス様だからこそ、地域のつながりを活かしてリファラル採用を推進。社内報を通じて店舗の方々に会社のことを知ってもらう機会をつくり、好きになってもらうことに取り組んでいきます。

地域のつながりを活かして採用をしていきたい企業様、専門職採用をしたい企業様、ぜひお気軽にご相談ください。

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