新卒採用におけるリファラル採用の活用と「内定者リファラル」による内定辞退率の改善

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新卒採用におけるリファラル採用の活用と「内定者リファラル」による内定辞退率の改善

新卒採用では「売り手市場」が恒常的に続き、優秀な人材を確保することが難しくなっています。少子化による労働人口は減少し、2020年の新卒採用における求人倍率は1.83倍です。
また、従業員規模が300名未満の企業においては、その10倍近くの求人倍率であると言われています。
ミレニアル世代は2年以内に40%離職してしまう社会トレンドの中、21年卒から新卒の通年採用方針が決まり、ますます就活スタイルの多様化や内定辞退率の上昇も予想されます。

学生のトレンドや企業の採用課題は何か

近年では学生を取り巻くコミュニティの在り方がアップデートされ、身近な友人や知人から声を聴き就職先の意思決定を行う学生が増えてきています。
学生の70%以上は身近な先輩や友人・知人に就活相談を行い、内定者に内定先の企業を紹介してもらうことで情報収集を行うなど、就活の情報収集先が口コミ情報や紹介情報(リファラル)が中心になってきています。

一方で採用活動を行う法人企業は「ターゲットが集まらない(質の高い母集団が形成できない)」ことや「学生が集まっても採用しきれない、内定辞退されてしまう(クロージングに課題がある)」といった悩みを抱え、2019年卒マイナビ企業新卒内定状況調査では、50%以上の企業が内定辞退率30%を超えているというデータが提示されています。
そのため、採用企業ではいかにミスマッチのない採用を実現し、同時に内定辞退率を減らすかが新卒採用における目下課題となっています。

内定者リファラル採用の活用を

内定者リファラル採用の活用を

内定者リファラル採用※1とは、「企業の内定者の信頼できる人脈を介した、採用活動」のことを指し、内定者の辞退防止、質の高い母集団形成を目的とした中長期的な採用戦略です。

例えば内定者を巻き込んだリファラル採用を行うことによって、内定を出した学生と同コミュニティ(学校・ゼミ・部活・研究室など)の後輩や友人との繋がりを持てるだけでなく、説明会やイベント呼び込み時には欠席やドタキャンのリスクが少なくなるなど、欲しい学生ターゲットの囲い込みや選考辞退率の低減に役立てることができます。

また、内定者にとっても内定先企業の承諾動機や応募動機、魅力的な社員の生々しい姿や、事業の将来性やビジョンを声に出して後輩や友人に語ることになります。
組織の一員であることを誇りに思い、組織で働けることに喜びを感じ、企業・経営者・トップマネジメント層を尊敬し、思考や戦略を強く支持し、理解することができ自社の商品やサービスを誇りに思う機会があり、周囲に対して自発的に自社を勧めるといったような機会を意識的かつ戦略的に与えていくことで、従業員ロイヤルティの向上を促し内定辞退率を圧倒的に抑制することができるのです。

ロイヤルティの高まった内定者は企業のファンになり、リアルな口コミを通して企業ブランディングしていくことで内定者の友人(就活生)や後輩(来年の就活生)のエンゲージメントを高めていき、持続可能な新卒採用を実現できると考えられます。

※1:リファラル(referral)
「委託、紹介、推薦」の意

失敗しないための内定者の巻き込みと、リファラル採用の活性化を

失敗しないための内定者の巻き込みと、リファラル採用の活性化を

企業は内定者に広報活動を行うだけでなく、リファラル採用に協力をする意義を伝え、共感してもらうことが必要です。
内定者が自発的にかつ楽しく紹介活動ができるような制度や、友人や後輩に自社を紹介する動機付け、リファラル採用活動のフローを整理して簡単に情報伝達と集客活動ができるよう仕組みを整えなければなりません。

負のスパイラルが恒常的に続く新卒採用市場において正のスパイラルを創出するためには、年数が経つにつれてサポーター(内定者や社員のファン)を増やしていき、リファラル採用を活性化させる取り組みが重要となってくるのです。
例えば当年の内定者は翌年入社しますが、新卒3年目くらいまでは後輩である学生とのつながりがある状態です。
リファラル採用制度の導入初年度に内定者を巻き込むと、翌年には新入社員が内定者に加わってリファラル採用の協力体制が作られ、翌々年には新卒2年目+1年目+内定者といったように、年々サポーターを増加させていくことが可能です。

こういった協力体制やフローを仕組み化することによって、持続可能で内定辞退率の低い新卒採用活動が実現していきます。

定者を巻き込んだ事例や具体的な方法

内定者と社員の交流会では、若手社員の出身大学別にチーム編成し同大学の在学者に参加してもらい、在籍コミュニティの洗い出しと、後輩へのコミュニケーションプランを作成する事例

内定者研修では、内定者同士のチーム結成と、チーム対抗のリファラル活動を実施し、優勝チームにはお食事などのインセンティブを設けてロイヤリティ強化や内定辞退防止策として展開する事例

母集団形成のために若手社員(リクルーター)の繋がりから学校の後輩を自社へ紹介依頼し、インターン・説明会・イベントなど新卒採用イベントに集客するなど企業によって内定者の協力依頼方法や巻き込み方は様々です。

【参考事例】
学生が自分のストーリーで自社を語る、内定者エンゲージメントとリファラル採用/滋慶学園グループ

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