【調査レポート】アルバイト採用でトレンド!『家族リファラル』のリアル

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モスストアカンパニーリファラルインタビュー

皆様こんにちは、HR Labの三加です!
前回の調査レポートに引き続き、モスグループの中核企業として全国207店舗の「モスバーガー」の運営を行っている株式会社モスストアカンパニー様にご協力いただき、家族でのリファラル採用が実際に起こっている現場のインタビューを実施させて頂きました!

題して、家族リファラルのリアル!

家族間でのリファラル採用がどのように起こっているのかリアルな実態をお伝えさせて頂きます。

【取材協力】株式会社モスストアカンパニー(株式会社モスフードサービスの100%子会社)
従業員数: 正社員337名、キャスト(アルバイト)3,823名
事業概要:

ハンバーガー専門店「モスバーガー」他を全国で運営

※リファラルへの取り組みとして、アルバイト・新卒・中途のすべての採用領域における採用強化のために友人紹介制度「リファモス(Refer Mos)」を展開。
【モスストアカンパニー様の活用事例の記事はこちら】

その他企業様の導入事例をまとめています!
下記からダウンロードください。

リファラル採用導入・運用事例『サービス産業編』

バイトを知ったきっかけの17%以上が家族きっかけ

先日に掲載をさせて頂いた「アルバイト・パート領域のリファラル採用セミナーのレポート」でもお伝えした通り、パーソルキャリアがアルバイト・パート市場の個人(求職者)向けにアンケートを取った「若年層白書」によれば、バイトを知ったきっかけは、“家族に勧められた”(9.1%)、“家族・知人が働いていたから”(8.3%)と、“家族をきっかけにしてバイトを知る”割合が意外と多いのが現状です。

実際にMyReferをご利用頂いている企業様からも家族リファラルが起こっているという話を良く聞きます。

その中でも一番多いのは、姉妹や兄弟での家族リファラルです。
家族と自分が働いている店舗、もしくは、近くの別店舗に紹介してリファラル採用に繋がっているケースです。
姉や兄が実際に働いているので、どのようなシフトでどのくらい忙しいのか、実際にどのような人が働いているのかが分かるので、初めてバイトを選ぶ際には参考にするというケースが多いようです。

次に多いのは、家族リファラルです。
母親がパートで働いている近くの店舗を紹介してリファラル採用に繋がっているケースです。
今回は、この親子の家族リファラルに関して、現場インタビューをお伝えいたします。

母から娘への紹介。親子で繋げる家族リファラル

リファラル採用でアルバイト採用のインタビュー

紹介したキャスト : モスバーガーTX流山おおたかの森店 キャスト 茂呂 佳美さん(右)
入社した友人 : 茂呂 未来さん(左)

どのような経緯で娘さんにキャスト募集の求人を紹介したのですか?

茂呂 佳美さん:
私自身が約10年間モスバーガーに勤務していて、モスバーガーで働くことが好きで楽しんでやっているので、家でも仕事の話をすることがありましたし、私が働いているお店に娘が来て食事をしたり、私が休みの日に一緒にお店に食べに行ったりしていて、モスバーガーのことは娘も良く知っていました。
娘が高校生になり、家から近い場所でアルバイトを探していると言っていたので、お店の事務所で見かけた友人紹介制度「リファモス」のリーフレットのことを思い出しました。
娘はモスバーガーのことも良く知っているし、性格としても職場の雰囲気に合っていて上手く働けるのではないかと思い、店長に娘を紹介しても大丈夫か相談をしたところOKという回答を頂けたので、娘にキャストの求人への応募を薦めました。

モスバーガーで働くことに関して、どのように娘さんに対して薦めましたか?

茂呂 佳美さん:
お店の事務所にあったリーフレットからMyReferに登録してアプリを使って求人情報を娘にLINEで送りました。
娘には自分で判断した上で応募をして欲しいと思ったので、そこまで強く薦めるというわけではなく、「モスバーガーでもアルバイト募集あるよ」って伝えるくらいでした。

昔から母が楽しそうに働いている姿を見てきたからこそ、楽しそうと思った

紹介を受けた未来さんはどう感じましたか?

茂呂 未来さん:
紹介を受けるまでは選択肢として考えていなかったのですが、お店のことは私自身昔からよく知っていたし、家で母が楽しそうに仕事の話をしていたりしたので、モスバーガーで働くのって楽しそうだと思うようになりました。

ただ、母と同じ職場で働くというのはしたくないと思いました。
同じ職場で働くと母に甘えてしまいそうな気がするので。
アルバイトをする上で、自分で自立して働くことがしたいと思ったので、モスバーガーでも母とは別のお店で働くことが出来ないかと相談をしました。
そうしたら、別のお店でも募集していることが分かったので、そのお店を実際に見に行ってみて、良い雰囲気だと感じたので、応募することに決めました。

親子間で共感が生まれ、はたらきやすさにつながる

実際に採用が決まって働きはじめてみていかがですか?

茂呂 未来さん:
店舗は違うものの、母が働いている店舗と働く人の雰囲気などは同じなので、働きやすいです。
初めてのアルバイトで分からないことが多いですが、1から丁寧に教えてくれるので安心して働けています。
母と同じ職場だったら母に頼ってしまいそうなので、敢えて違う店舗にして良かったです。
自店舗以外での求人情報を紹介して下さった店長さんにも感謝しています。

また、母と同じ仕事をすることで、家でモスバーガーでの仕事に関して共通の話題で話をしたり、大変なところを共有できたりするので、それはそれで楽しいなと感じています。

取材へのご協力ありがとうございました

最後に

今回は「【調査レポート】アルバイト採用でトレンド!『家族リファラル』のリアル」というテーマで、リファラル採用の現場で起きている「家族リファラル」のリアルな実態をお伝えさせて頂きました。

リファラル採用は、紹介者と被紹介者の信頼関係をベースに行われるものなので、今回のインタビューを通じて、親子という繋がりにおける信頼関係があるからこそ、「家族リファラル」が起きるのだと改めて実感することが出来ました。

そして、前回の調査レポートでの取材も含めて強く感じたのは、信頼関係に基づく形で採用するからこそ、入社後に辞めずに定着してパフォーマンスを発揮しているのだということです。
実際に、今回の取材にご協力いただいたモスストアカンパニー様では、リファラル採用で約240名のキャスト採用をしているものの、辞めたキャストはたったの8名という結果になっているそうです。
しかも、辞めた8名の全員が進学や家庭の事情などの理由で辞めており、職場がマッチしなくて辞めたというケースが1名もいない状況だそうです。

今後のアルバイト・パート採用市場において、働いているアルバイト・パートの方々が「友人・知人・家族に紹介したい」と思うことが出来るような職場か否かが、採用成功のカギになっていくのではないでしょうか。

人と人の繋がりでミスマッチの無い採用を実現するリファラル採用にご興味のある企業様は以下よりお問い合わせください。

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