
「リファラル採用の実施状況に関する企業規模・業界別 統計レポート」を公開いたしました。
我々にお問い合わせをいただいたり、接点を持たせていただいた506社の企業様に対して、リファラル採用に関するアンケートを実施させていただき、業種・従業員規模別にデータをまとめました。
本件取得時期は2018年4月から10月までの7か月間で、MyReferと接点を持たせていただいた各業種の企業様の回答結果となっております。
以下の項目ごとに統計を取り、ホワイトペーパーとしてご提供いたします。
従業員規模別|採用活動において利用しているチャネルに関して
アンケートを行った採用チャネルの種類は下記のとおりです。
- 人材紹介
- 求人広告
- ハローワーク
- ダイレクトリクルーティング
- 採用イベント
- 自社ホームページ
- リファラル採用
リファラル採用においては、従業員規模に関わらず(50名以下の企業でも、1000名以上の企業でも)ダイレクトリクルーティングや自社ホームページなどの採用手法と比べて取り組み企業が増加しているという結果となりました。
GoogleTrendsで、「リファラル採用」と「ダイレクトリクルーティング」の検索ワードを比較しても人気度の動向は2017年~2018年を境に差が開き始めていることがわかります。
リファラル採用の実施有無と実施しない背景
各社のリファラル採用の実施状況について、「リファラル採用制度を設けて実施している」か「制度は無いが友人紹介実績がある」「実施していない」の3つの選択肢のアンケートを行ったところ、制度を設けて実施している企業が約4割、制度は無いが紹介実績がある企業が4割で、約全体の8割の企業がリファラル採用に取り組んでいる(か取り組もうとしている)という結果になりました。
しかしながら、制度としてリファラル採用を実施してこなかった背景を調査すると、始め方がわからない(約30%)、運用に工数がかかりそう(約20%)など、本格的に制度設計を行ってリファラル採用を導入するにあたってのハードルが高いように思われている企業が散見されました。
リファラル採用のメソッドや事例に関しては下記記事でもまとめております。
インセンティブはいくらで設定しているのか
リファラル採用を実施している各社の、インセンティブ制度の内容や金額について調査しました。友人紹介時の決定インセンティブとして「紹介した友人や知人が入社して半年経過したら」などのルールを設定する企業が多いですが、
その金額の内訳は
- なし :21社(14.3%)
- 1~9万円のインセンティブ :69社(46.9%)
- 10~29万円のインセンティブ :46社(31.3%)
- 30万円以上のインセンティブ :10社(6.8%)
従業員規模が大きい企業では、インセンティブ金額を特に設定せずに友人紹介制度を整えているケースもありましたが、LINE社のように、紹介者だけではなく入社した友人にも30万円のお祝い金を渡すような制度を設計しているケースもありました。
インセンティブの金額や報酬制度設計に関しての注意点は下記記事にも別途まとめております。
中途、新卒、アルバイト。どの採用領域でリファラル採用を実施しているのか
リファラル採用を実施している企業において、中途採用活動において制度設計をされていらっしゃる企業が最も多かったという結果ではありますが、新卒採用やアルバイト採用での活用企業が2017年~2018年にかけて増加してきております。
※2019年秋時点では、新卒領域とアルバイト領域での活用が多くの企業に検討され、MyReferを導入中の企業様においても、各採用領域での活用範囲は1:1:1のほぼ同割合となってきております。
リファラル採用の実施状況に関する統計レポート
「リファラル採用の実施状況に関する統計レポート」の内容についてご紹介しましたが、本ダウンロード資料では、従業員規模別、業種別に各データをまとめさせていただいております。
また、本記事では触れていない「採用課題」や「リファラル採用の制度導入検討状況」などについても資料データでまとめ、各ページはグラフにしております。
ダウンロードできる統計レポートの内容
- ・リファラル採用制度は設けているのか?
- ・インセンティブの設計内容は?
- ・一番不安を抱えている採用課題は?
- ・その他